こんにちは、今回はチャイナドレスについてご紹介します。日本の着物に対して、中国女性の正装はチャイナドレスというのが一般的にイメージかもしれません。日本では、「チャイナドレス」としてすっかりお馴染みですが中国では旗袍と呼ばれています。日本でよく知られているチャイナドレスは、実は1930年代に上海でモダンブームの影響を受けて改良された海派旗袍という上海式チャイナドレスなんです。タイトなデザインになったのもこの頃です。当時、スカートとチャイナドレス風のブラウスなど中国と西洋が混ざり合った新しいファッションが生まれ、日本にも影響を与えました。

チャイナドレスの特徴は、なんといっても横に入った深いスリット。歩く時には、チラリチラリと足が見える。中国女性のセクシーさを感じさせてくれます。 女性の表に見える美しさだけでなく、女性の内に秘めた心のありようも見えてきます。これが男性には魅力的に見えます。しかし、日常生活には不便ですから、現在、チャイナドレスを一着も持っていない人は珍しくなく、高級レストランや茶芸館で働いている人や伝統楽器の音楽家など一部の人しか着ません。
最近は、観光客向けにチャイナドレスのコスプレができる写真館もたくさんあるので中国旅行に行かれたさいはぜひ、試してみてはいかがでしょう? 

121126 03 チャイナドレス