前回、漢字における中国と日本の違いについて、お話ししました。

今回はさらに、漢字について、もう一つをご紹介したいと思っています。

実は、台湾や香港では、現在でも昔の漢字を使われていることが多くあります。

例えば、台湾では、「台」という漢字には二通りの書き方が存在しています。

それは、「台」と「臺」です。発音はどちらでも「tai2」です。

ほかには、台湾の「湾」でも、二通りの書き方もあって、

「湾」と「灣」です。発音はどちらでも「wan1」です。

香港でも漢字を使っていますが、同じ意味でも違う漢字で表記する場合があります。

例えば、「タバコ(煙草)」ですが、香港では「香煙(xiang1yan1)」、台湾では「香菸(xiang1yan1)」、

中国の大陸では「香烟(xiang1yan1)」と書きますが、発音ではどちらでも同様でxiang1yan1となります。

いかがでしょうか。中国語を学んでいくには、必ずこれらの漢字と出会うに違いありません。

その時に、この出会いを大事にして、漢字とお友達になってくださいねぇ。