前回までご紹介した三つの造字法、まだ覚えていますか。
象形、指事に加えて、会意という三種類の造字法です。
今回、四つ目の造字法ー形声という造字法を見てみましょう。
形声というのは事物の類型を表す記号(意符)と発音を表す記号(音符)を
組み合わさって、新しい漢字を作ることです。一見難しそうに見えますが、
実はそうでもありません。
例えば、中国の漢字「樱(ying1)」は左側の「木」偏が意符で、木のことを表します。
右側の「婴」が音符で、音(ying1)を表します。
このほか、9割以上の漢字はこのような作り方でできていると言われています。
うえの漢字は似ているようで、よくみてみないと、実に間違いやすいです。
漢字って面白いでしょう。ぜひ漢字と友達になりましょう。