漢字は難しいという声はまわりの日本人の友達のなかでもすくなくはありません。

そもそも漢字というのは中国から伝来したもので、

最初は日本人に馴染みはなかったそうです。けれども、今現在の日本社会では、

至るところで漢字がいっぱい囲まれています。

今まで四つの造字法をみてきたが、今日、その五つ目を紹介します。

五つ目は転注という造字法です。簡単に説明すると、

「転」化して、「注」いわゆる「説明」することです。

ここの転化の方式もおよそ三種類があげられています。「音」、「形」、「義」からの転化です。

例えば、中国の古代では「老」と「考」は同じ音、同じ形、同じ字義とされていたそうです。

転注という造字法でつくられた漢字はほかにもありますが、

今まで紹介した四種類の造字法と比べたら、圧倒的に少ないです。

少し難しい造字法ではありますが、その造字の方法が理解できたら、

もっと漢字と親しくなるでしょう。