今まで五つの漢字の造字法を紹介してきました。いかがでしょうか。

やはり難しいと思われる方もおられると思います。

少しずつ、一種類ずつ覚えていきましょう。

今日は、この造字法の最後ー假借、日本語では仮借と書きますが、紹介します。

仮借というのは、他の同音・類字音の字を借りて、漢字を表す方法を指します。

仮借の造字法でも、二つの規則があります。

一つは、意味は違いますが、発音は一緒、或いは似ている漢字を借りて、

違う漢字を造ります。例えば、漢字の「其」と「箕」、また、「然」と「燃」はこの類いです。

もう一つは、発音は違いますが、その漢字の意味を発展させて、

違う漢字にするパターンです。例えば、「木材」の「材」と「人材」の「材」、

また、銭はもともと農耕道具の一種で、現在、貨幣の意味で発展させて使われています。

漢字をもっと勉強することで、本当に知れば知るほど、面白い世界が見えてきますね。

皆さんもぜひめげずに頑張って、漢字いっぱいを覚えていきましょう。