先日、六回に分けて、中国の漢字の造字法について、紹介しました。

まだ、覚えていますでしょうか。余裕がある時に、復習も忘れないでくださいねぇ。

さて、今回は日本の国字と中国の漢字との関係をみてみたいと思います。

漢字は中国から伝わってきた時に、もともと中国にあった漢字、

例えば林や部屋など以外に、実は作られた漢字、いわゆる「国字」というものが

存在しています。「国字」は日本の文化・生活・風土を表しているものや、

キログラムなど日本語にはない外来語を表記するためにつくられたと言われています。

「国字」の中で最も多いのは「魚」がつく漢字である。これらの漢字も

また、逆輸入して、中国に入って、普段、中国で一般の人々が使う漢字になっていきます。

例えば、アワビですが、国字では、「鮑」と書きます。

中国では日本の国字を借りて、「鲍」と表現するようになったそうです。

こういう歴史の知識も知りながら、少しずつ漢字を覚えていきましょう。