この前、人名や地名などの固有名詞の発音、つまりピンインのふり方について、

少し紹介しました。今回は、引き続き、標準語(普通話)と違う発音をする地名の

ピンインをみてみたいです。

距離的に日本と近い、飛行機で行くなら2時間もかからない上海をみてみましょう。

上海は日本語の発音でいうと、「シャンハイ」になります。地元の人、いわゆる上海出身の

上海人たちは上海話という方言を操って、地名を「シャンハイ」と発音するらしいです。

けれども、標準語(普通話)になると、「shang4hai3」と発音します。

日本人の方は難しい、難しいという巻き舌の発音を上手に出せなければ、

なかなか聞き取れない音になります。

もともと「シャンハイ」だった発音が今では、「shang4hai3」となって、

中国国内で共通な地名となっています。「シャンハイ」で発音したら、おそらく上海地域なら

通じるだろうが、ほかの地域に行ったら、やはり「shang4hai3」というのが主流です。

今度、中国のほかの地域に行かれて、上海の話をする時には、

「shang4hai3」と心がけて、発音してみてくださいねぇ。