中国の人口構成には基本、漢民族が多数をしめてはありますが、

実は、ほかに少数民族という括りもあることがご存知でしょうか。

また、その数はなんと55にも上るという。

これら少数民族では、自分の母語を用いて、ご当地の地名を名付けているケースも

多数存在しています。これによって、普通話(現在の標準語)に変換されると、

想像もつかない地名の表記になります。

たとえば、チベット自治区のラサという地名ですが、

普通話では、「拉萨」と表記し、発音すると、「la1sa4」になります。

これと同じように、新疆ウィグル自治区のウルムチですが、

普通話では、「乌鲁木齐」と表記し、発音が「wu1lu3mu4qi2」となります。

中国は国土が広く、いろんな民族が住んでいます。

このような少数民族が住んでいる地域をまわるときに、

おそらく、また漢民族の地域と違う風情を楽しむことができるでしょう。